Volví de Argentina

アルゼンチンから帰って来ました! と言っても4日月曜日の夜には帰ってきていたのですが、旅の最終章が終わるのに若干色々ありまして・・・・。もともとの帰国の予定は3日の日曜日。アルゼンチンでは、ブエノスアイレス、コルドバ、メンドーサ、ブエノスアイレスと廻ったのですが、冬枯れたアルゼンチンの街は、それはそれは素敵でした。その素敵な旅の思い出に匹敵するビッグなエピソードになってしまう程、帰国の途は壮絶なものになりました。
最後のブエノスアイレスで、出発まで街の散策をし、いざイゼイザ国際空港へ。少し早めに出て空港でゆっくりしようと早めに出発ロビーに到着するも、様子が何だか変。待合のロビーには人がごった返しているのに、チェックインの列のエリアには人っ子ひとりいないのです。不思議に思いながらデルタのカウンターまで進んでいくと、デルタのお姉さんが、『このフライトは遅れているわよ。今はブエノスアイレスの出発が5時半(現地朝)よ。』と。なにーーっ!?朝の5時半と言うと今から9時間後ではないですかっ!それではアトランタでの乗り継ぎに間に合いません!もともとアトランタでは8時間もトランジットの時間があり、街に出てコカコーラ博物館かCNNでも見学してこよう!としていたのに、そんな時間もなくなると言うもの。よくよく聞くと、数週間前のチリでの火山爆発の火山灰がまたブエノスアイレス上空に戻ってきていて、上空の視界が確保出来ないそうなのだ。近くのサンチャゴからすら機体が飛来できなくなっている、との事。『9時になったらここに電話してフライトの状況を確認してね。』と言って用意されていたメモを渡されたが、『私たち、旅行者だから携帯は持ってません。』と言うと、『1個もないの?』と困り顔。『とにかくまた確認してね。』とチェックインもしてくれなかった。せめて荷物を預かって出国の手続きまで進ませてくれていれば、あんな事にはならなかったのに。
多分、この時点ではフライトキャンセルになる可能性もあったのでしょう。期せずして出来てしまったたっぷりとした待ち時間。仕方がないので、最後のアルゼンチンワインを楽しむことに。マルベックの赤ワインを所望するも、品切れだったのは残念でした。そして、ラ・プラタで行われていたコパ・アメリカのアルゼンチンVSボリビア戦で盛り上がり(メッシはこの日は不振でした。)、12時過ぎに空港内にあった数少ないカーペットのエリアを確保してコートを敷いて就寝。何度か出発ロビーの様子を伺うも、目立った動きはなく、5時半の出発だったら3時半くらいのチェックインかな、と様子を見るも目立った動きはなかったのですが、6時に目が覚めて、ふと出発案内を見て、驚愕っ!DL110に「Embarco」の文字が!ぎょーーーっ!2人してスーツケースを取って、デルタのカウンターに走る!カウンターにはだれもいないっ!『デルタの人、デルタの誰かと話しをさせてくれっ!』とオフィスの場所を教えてもらい、談判しに。色々交渉するも、もう出発した、の一点張り。Departureの時間まではまだ30分あるのに。恐らくイレギュラーな出発の時間なので、出国の審査をする審査官ももう引き上げてしまったし、もしかしたら飛行機もゲートを離れてしまっているのかも知れない。成田なら荷物は次の便にしてもとにかく乗せる、とか、航空会社の人が出国審査対応するよう話してもらう、とかしてもらえたかも知れないなぁ。
別の便に振り替えて貰うようにデルタの人にお願いしたこの時点では、デルタからアメリカに入るのは1日1便だった事を知らなかった訳なんです。で、オフィスから出てきたデルタの男の子からまたまた驚愕の言葉が!『明日も明後日もフライトは一杯です。飛べるのは7月5日のDL110。またダウンタウンに戻って滞在を楽しんでくださいね!』なにぃ~!? それでは日本に着くのは7月6日になってしまうではないか!ここで茫然としていても仕方がない。状況を受け入れ、対策を考えるために一旦撤収。
参ったなぁ。実は昨晩空港で、最後のアルゼンチン・ペソを消費しようと呑み喰いして、最後自分へのお土産として、アクアマリンのペンダントヘッドを米ドルで買ってしまったのでした。なので、現金は2人合わせて日本円3万円のみ。ブエノスは比較的クレジットカードが使えるとしても、タクシーや水などの簡単な品には現金が必要。どうやらデルタは北米に1日1本らしい。あとは、アメリカンのヒューストン行き、コンチネンタルのマイアミ行き、全部でも3、4本くらいしか北米に飛んでいないらしい。マジ?こんなに国土の広いアルゼンチンなのに。『とにかく北米に脱出しよう!』と、再びデルタのオフィスを訪れ、時間の間に合いそうだったコンチネンタルに振り替えてもらおうと交渉。コンチネンタルのお姉さんも出てきてしばし協議があった後、『5日のフライトがコンファームになっているので、それを大切にした方がいいですよ。』と。そそくさとオフィスの中に戻っていこうとするデルタとコンチの職員。納得いかなさそうにしていると、あのチェックインカウンターにいたお姉さんが声をかけてくれた。『確かに明日も明後日も満席だけど、スタンバイに並べば乗れるかも知れないわよ。』と。そうだね。街に戻ってもお金はないし、宿もない。今夜の同じ便のウェイティングをトライしてみて、ダメだったらその時考えよう、と言う事になり、これが大体朝の7時過ぎくらいかな。そこからまた10時間くらい。空港で時間を潰す事を決意しました。宛らトム・ハンクスの「ターミナル」です。ターミナルにも入れてないんだから、「デパーチャー ロビー」ってとこですか。同じような境遇の人は結構いるらしく、空港のカフェや昼寝スポットで顔を合わす面子が同じでした。みんな予期せぬ自然の気まぐれで足止めを余儀なくされているようです。
さて、やって来ました、デルタのお姉さんに言われた午後4時半。足早にデルタのチェックインカウンターに向かい、1番でウェイティングリストに登録してもらいました。6時頃チェックインが締め切られスタンバイに割り当てられる座席数が決まるので、その頃戻ってくるように言われて、上のカフェにいったん退避。何回目だ、ここは! 時間が来て、なかなかチェックを持って来ないカフェのオヤジに苛立ち、オレンジジュースのお金を残っていた米ドルとペソごちゃ混ぜでテーブルに勝手に置いて、これで現金は本当に終了。足りていたのかもわからん!店を出てチェックインカウンターに行くと、結構な数のスタンバイパッセンジャーが屯していました。マジですか、この人数。空港の中のどこにいたでしょうか。まるで合格発表を待つ時の心境のようです。もし空席があったら1番にリスティングされているので、乗れることは乗れると思うのですが、その頼みの綱の空席が出るのかどうか。マジ、祈りました。デルタが手続きを締め切った後も、ダラダラ、ダラダラ、乗客がやって来るんです。何か問題もあったみたいで、輪になってなにか相談しているデルタの職員達。ドキドキドキドキ。その瞬間!昨日のお姉さんが、『あなたたち! こっちに来て!早く!』と私たちを呼び、『席はゲートでアサインしてもらって!早くっ!』と!ボーディングパスと手荷物チケットをさささっと渡され・・・・。 そうです!多分、もう締めちゃおうぜ、みたいな雰囲気の中、あのお姉さんは無理矢理2席突っ込んでくれたのです!空席が合った事が本当にラッキーでした。超特急で手続きをして!荷物を預け、ゲートに急ぐ時は、頭の中はストップモーションの映像が、あと映画のように何かの曲が頭の中をぐるぐる廻っていた気がします。同じくスタンバイで待っていたアメリカ人のカップルの男の人が、『Have a nice flight back!』と声をかけてくれました。あの大勢のスタンバイの人たちはまた明日も同じ事をするのか、と思うと、本当に気の毒になります。


さて、そんなこんなで、無事アトランタに向けて脱出。1日遅れで日本に帰国。でもこれでこの帰路のエピソードは終わらなかったのです。 まず、ロストバゲッジ。でもこれは予想はされてました。でも、アトランタでたっぷりと乗り継ぎ時間があったのに。ブエノスから荷物が出ていない事だけ心配してましたが、調べてもらうとアトランタまで一緒の便で来ているというので安心したのですが。日本のデルタでロストの手続きをして、ぐったりとして家路に着きました。翌日デルタから電話があり、無事に1日遅れで荷物が届いた、との事。『明日の午前中にはお届けできますよ。』との言葉に、『ありがとうございます!』と素直に感謝を述べたのに、のに、のに、です。その翌日家に帰ったら友人のスーツケースが届いているではありませんか!母が、不思議には思ったけど、私宛に届いたので受け取った、と言うのです。『デールーターめー。』と、またその翌日クレームの電話。『とにかく直ぐに対応してください。』とチャーター便を出してもらい、その日のうちに二人の荷物を配送し直してもらった。『デルタ、ポカはするけど対応は早いよね。』とその対応の早さを誉めたのに、のに、のに、のに、です。また!残業している私にメールが入り、鍵が入れ違っている、との事。何じゃ、そりゃ。あり得ない。翌日もまたデルタに電話。友人の鍵を仕事先まで持ってきているので、バイク便を出して友人の会社まで届けろ、と。対応は早いのに本当に残念なデルタ。そもそものこの入れ違いの発端が多分、鍵をスーツケースに付ける人の入れ違いミスからきているんでしょうねー。
そんなこんなで、1日遅れの帰国から、ほぼ一週間かけて、旅の最終章が本日終了しました。ここまで長文を読んでくれた方、ご精読ありがとうございました。今回の事はイミジクモ、ナッソーでランドオペレーターとして働いていた頃の経験が少なからず役に立ったと思って、これまでの人生も無駄ではなかった(爆)と思わざるを得ませんでしたねー。自身としては、空港で夜を明かしたのも、乗り継ぎ以外でスタンバイになったのも初めて、ロスバゲも初めて。初めて尽くしの帰路となりましたが、タフなものになりました。旅レポは改めて。取り急ぎは、帰国エピソードです。



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by sanaegogo | 2011-07-08 00:00 | travel abroad | Comments(12)
Commented by Y子 at 2011-07-11 19:08 x
お疲れ様でした・・・。
私だったら発狂しそうな南米対応ですが、さすがさなあえさま。落ち着いていらっしゃる!!
そんな終わりだったにも関わらず「旅は素敵だった」と言い切るアナタは本当に素敵です!ブラボー
Commented by さなぁえ at 2011-07-12 01:56 x
>Y子
終わりはドタバタだったけど、アルゼンチンは素敵だったわ。
皆一見厳しい顔をしているんだけど、話しかけると笑顔がとってもチャーミングなのです。
しかし!全く、と言っていいほど英語は通じませんでしたわ。(トホ)
世界は広い・・・・。
こんな旅が心底辛い歳になってきたら、心の癒しと浄化のため欧州に出かけてみようと思っています。(爆)
その時はY子にアテンドして欲しいわ!(って、いつだっ!?)
Commented by おみ at 2011-07-15 12:28 x
おかえりなさーい。
私の中で勝手に「秋頃に行くんだろう」と思っていたら、もう行ってきたんですね。写真みたいです。
Commented by さなぁえ at 2011-07-16 01:27 x
>おみさん
そうなの。何だか旅先をアルゼンチンに決定してから、あっという間に出かけちゃった感じです。
アルゼンチンは、「もう一度行きたいかも。」と思う感じでした。(タフな旅ですが・・・・。)
旅レポ、今度どばっと挙げますので、また見に来てくださいねー。
Commented by Heartblue at 2011-07-19 12:36 x
この長文を読むと、あの時の事が蘇ってきました。本当お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。さなぁえさんとじゃなきゃ、私は帰ってこれていないと思いまする。おんぶに抱っこで申し訳なかったです。財布もなくしてしまった私は、旅行途中ちょっと凹みんだけど、この結末はその事も忘れるほどでした。(汗)
しかし、あの有り余った時間でさなぁえさんが選んでくれた絵本、ことの他甥っ子と姪っ子は喜んでくれました。いつかスペイン語話すようになってくれると良いけど。。。
パタゴニアも行きたいねぇ。って、私とは毎度毎度のトラブル続きでもう懲り懲りだよね。(笑)
Commented by さなぁえ at 2011-07-20 02:09 x
>Heartblueさん
こちらこそ。このadventurousな旅好きの私にのってくれるのは、O'myuくらいかと思ってます。 これに懲りずにまたどこか・・・・。
とは言え、確かにいつも走っているような気がするなぁ。 気のせいかなぁ。
ただ今旅レポ執筆中。かなり盛りだくさんになりそうだけど、どばっとアップするから待っててね。
絵本気に入ってくれてよかったねー。
『私が西語を学ぶようになったのは、子供の頃お土産にもらった絵本がきっかけでした』
なんて、素敵だと思うよー。
Commented by Heartblue at 2011-07-20 12:32 x
それ素敵!子供達に刷り込んでおくわ。(笑)

旅レポ楽しみにしてるわ。でも、この筆不精の私も、さすがに今回の旅行記を執筆中なり。私の場合はみんなに見せられないから、自分用のアナログなもだけどね。

はーい。そう言って頂けると嬉しいわ。では、またadventureしましょ。今度は走りなしで。(笑)
Commented by さなぁえ at 2011-07-21 01:45 x
>Heartblueさん
あら、旅行記、是非拝見したいわ。
写真も今整理しているから、今度写ってるやつ渡すわねー。
カミニートで顔だけ出したサッカー選手のパネルで撮ったやつ、なかなかGooood!です。
今度は是非、チュニジアを目指して・・・・。
Commented by Heartblue at 2011-08-04 13:21 x
やっと今日読み終えました。読み応えたっぷりだね。私も頑張らねば。しかし、私達二人の旅はいつもハプニングだらけ。何だろうね。ま、こういうのがあるから、後でいつまでも記憶に残るんだけど。
BUEとCRDのHotelのコンシェルジュ達、Bar Surのウェイターのおじさま、ワイナリーツアーにアテンドしてくれたイケメンメンドシーノなどなど、いい人ばっかりだったね。そういう意味では、私達恵まれてるのかな。(笑)
Commented by さなぁえ at 2011-08-05 01:07 x
>Heartblueさん
「あんまり長くても・・・・」と思って、これでもセーブしたんだけど、まだまだ語りつくせない感じ。
後で考えて、イケメンメンドーシの写真を何故撮らなかったのか、と。
アンディー・ガルシアをちょっとメロウにした感じだったよねー。
良い人々リストの中に、ワインショップのお兄さんとグロリア・エステファン似のコルドバのレストランの女性も入れてあげましょう!
Commented by yorinka at 2011-08-05 01:43 x
お疲れ様でした。
たいへんだったね~~~。
普通に帰って来ても30時間くらいかかるでしょ。
それが、いろんなハプニングに巻き込まれてほんとにお疲れ様でした。
それにしても長文良く書いたね。
全部よませていただきました。
Commented by さなぁえ at 2011-08-06 02:25 x
>yorinkaさん
yorinkaさんは、イグアス、行ったのよねー。
ワタシも今度は是非!と思います。
「ブエノスアイレス」に出てくるBar Surにも行きました。
みーちゃんが大好きな映画で、ストーリーは事細かに説明されていたので、知ってたんだけど、実はまだ見てないの。
順序が逆になっちゃったけど、映画も見てみるつもりです。


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