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2009年 沖縄 ―Day5―
昨晩は店を出た後、真弓さんのお宅にちょっとだけお邪魔した。愛息チカラが明日馬術の競技会だと言うので、早めの就寝の様子。あまり長居をしないように、名残惜しいですがこの日はお開きに。『沖栄(おきえい)通りのおきぎんまで。』滞在中何度となく登場したフレーズを口ずさみつつ、ホテルへと戻ってきました。
この日は最終日。朝食を済ませて、栄町(さかえまち)市場に出掛けることに。栄町市場は戦後の復興と同時に産まれた市場(まぁ、ぶっちゃけ、昔の闇市でしょうか。)で、内部は迷路のように入り組んでいて、最近は観光客の姿も増えたようですが、雰囲気はかなりローカルです。市場の周囲は歓楽街になっていて、夜になると、まぁ、所謂ネオン街ですね。相変わらず、ちょっとふざけた、思わずぷぷぷっと噴出してしまうような名前の、ベタなネオンのついた店が散見できます。『入り組んでて、探検するの、すっごい面白いですよ。』とケンジ君は言っていたが、真弓さんは、『行ったってたいして面白くないよ~。』と言っていた。
栄町市場の中に、私がこの3月まで通っていたキュレーション・ベーシック講座を主催している代官山のAITが沖縄の前島アートセンターとタイアップして2007年に『おきなわ時間美術館』と言う展覧会を開催したことがあって、今ではその場所はカフェになっていると言う話を聞いていたので、そこもちょっと覗いてみたいな、と言うのもあった。その場所はカフェと言うよりも、前島アートセンターのサテライトになっているらしく、時間があったらちょっとゆっくりも見てみたかったけど、帰りの飛行機の時間のこともあったので、ちらっと覗いて来るだけに留まった。そう、今日はもう最終日なのだ。

栄町市場







本当に迷路のように入り組んでいて、決して品数豊富とまではいかないようだけど、午前中だというのに思ったより沢山の人が買い物に来ていた。一眼レフを担いでうろうろとあてもなく散策する観光客には慣れっこのようで、こちらをじろじろと見るでもなく、観光地の商店のおばちゃんにありがちなように気さくに話しかけてくる訳でもなく、カメラを必要以上に避けるでもなく、よく言っても悪く言っても、まるでお構いなし、の様子。そりゃそうかもね。



練物屋さんのおばあ。『写真撮って良いですか?』と話しかけてこちらを向いてもらおうかな、とも思ったんだけど、いまひとつ勇気が出ず。海外に行って英語でお願いするのは簡単に思うんだけど、国内だと気が退けるってのは、面白いもんですね。



一足先の便で帰るFridaと別れて、国際通りを散策。先ほどチラッと立ち寄ったときは、フィルムの写真も合わせて、牧志の公設市場の写真は沢山あるからいいや、とカメラも出さなかったんだけど、栄町市場と比べてやっぱ全然雰囲気が違うのねぇ、と思い、やはり、1枚。(ホントはもっと。)

牧志公設市場 (市場通り)



空港に行く時間まで国際通りをぶらぶらして、美栄橋の駅から空港に向かう。あっと言う間の5日間だったなぁ。 空港でまた修学旅行の高校生と出くわすも、どうやら違う便らしい。彼らは手荷物チェックは専用レーンでやってたので、比較的短時間で搭乗口まで来れた。

鶴見の工業地帯



羽田に着いて、バスの時間を調べると藤沢行きの丁度いい時間のバスがあったので、空港バスで帰ることにした。 『そうだ!』 この時間なら神奈川に入ったときに首都高から見えるブレードランナーのような工業地帯が見れるかも、と思い、左側の席に。 最近は“工場萌え”と名乗る人々も現れて、写真集も沢山出ているみたいな工場の夜景だけど、学生の頃からここを通る度にわくわくしたもんだ。

今回の旅は、今年中にやり残したくない事がいくつかあって、そのうちのひとつが5月に来れなかった沖縄に今年中には1度行きたいな、と言うことで、漠っと思ってるだけで実行しないでおくと、来年何だか気持ちが落ち込みそうな気がするな、と思って、そう思い立って突然決めたものだったんだけど、とても楽しい旅になってホントよかった。 それも温故知新というか、エキサイティングで刺激的と言う楽しさではなくて、心の隅っちょに埋もれていた、何か懐かしい温かい気持ちを思い出せたような気がした旅だった。一方では、Spiritual Spotで浄化されてPowerをもら(えたかどうか判るのは今後ですが)って、新しく変化していく自分の事も少しだけ知る事ができた、そんな気がしてます。 (とても個人的な『温故知新』ですが。)

以前撮影したこれまでの沖縄の写真です。 城址を廻った時のが多いかしら。

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by sanaegogo | 2009-11-28 00:00 | traveling in Japan


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