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Over the Rainbow ― 8月31日の虹


今頃、虹の橋を渡っているのかな・・・・。

台風一過のこの日、快晴、とはいかなかったけれど、神奈川県の風雨もだいぶ峠を越して、風も収まってきてました。ふと外を見ると例の団地の壁が、何とも言えない不思議な桃色のような、橙色のような色で染まっていたのを見て、ドラマチックな空の変わりようを期待して、庭に飛び出した。すると空には大きな虹が・・・・。大急ぎで2階の自室に駆け上がりイチデジを手に取るやいなや、再び庭へ。雲が流れて、不規則な雨とも言えない雨粒がぼたぼたと落ちてきてしまっていたけど、消えてしまう寸前の虹を捕まえました。もっともっとくっきりと出ていたんだけど、ほんの少しの時間だったんですね。カメラを片手に庭に戻ると庭続きの隣家に住んでいる伯母が興奮気味で、『虹があんまり綺麗なので、一人で見ているのはもったいなくて、知らせに来た』と。母と3人で消えていく虹を雨粒にぽちぽちと打たれながら、しばし見とれていました。5月の大きな虹は、仕事をしていたので自分では撮れなかったんだけど、今度は辛うじて、です。でも、少しばかり雲が切れて青みが差した空にもっともっとくっきりとした虹だったんです。

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by sanaegogo | 2009-08-31 00:00 | art | Comments(0)

≪柳 習作1≫

自宅のダイニングの窓から大きな柳の木が見える。大きな柳の木なので、もちろん庭の木ではなく、近くにある団地の敷地に植えてあるのが窓から見えているのだ。風が吹いている日はわさわさと揺れて、風が無い日は、柳と言えども、ぴたっと動かない時がある。そして微風の時、木全体が僅かにそよぐのではなくて、無数に垂れた枝の1本、2本だけがゆらーっとしているから不思議。
追いかけて行きたい被写体がいくつかあるんだけど、その中のひとつが柳、である。三脚でも立てて、風にわさーっと揺らいでいる柳を撮りたいな、などと思っている。夏の晴れてるけど湿気ている空気感もいいけど、冬の曇り空の下の柳もいいな、などと思って、『お母さん、柳は冬も葉っぱは落ちないんだっけ?』と訊ねると、『あら、冬は葉っぱは落ちちゃってはげ坊主よ。』と言う答え。そうか、柳は落葉樹だったんだっけ、と今更ながらに確認する。それならば、今のうちにちょっと写しとくか、と午後の暑い中カメラを持ち出して近づいてみた。


≪柳 習作2≫

この柳が生えている団地のどこかの一室から、夕方になるといつも男の人が声を張って唄の練習をしているのが聴こえてくる。練習している曲を聴く限りでは、オペラの歌手ではないようなんだけど、かといって唄い方が合唱のワンパートっぽくもない。しかも、唄い始めるのが5時とか6時とかで、かなり早めの帰宅のお仕事の人とお見受けする。曲が判った範囲では、練習している曲は、明日に架ける橋(Bridge over Troubled Water)、君といつまでも(加山雄三)、誰も寝てはならぬ、It’s the end of the worldなどとバラエティーに富んでいる。他にも数曲レパートリーがあるらしいけど、他の曲は本格的なオペラの楽曲なのかもしれないし、私には判らない曲も時々唄っている。どこの誰がどの部屋で唄ってるのかは判らないんだけど、いつも1曲まるまる唄い上げている。『1曲まるまる唄えるようになるまで、何処か他所で練習してるのかな。それで、人に聴かせられるくらいになったら、ああやって唄ってるのかな。』だって、唄いなおしたり、確認しながら弱いパートを何度も繰り返したりが一度もないのである。『歌手なんじゃないの?それで、ちゃんとどっかで本格的に練習してるのよ。』と母は言うが、私は、声楽をきちんと勉強した本格的な歌手なら、加山雄三の『君といつまでも』は、レパートリーとして選ばないと思う。加山雄三にはとても失礼だけど・・・・。

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by sanaegogo | 2009-08-30 00:00 | つぶやき | Comments(0)
ねじまき鳥クロニクル
そもそもは、7月の始め山くんに会った時に、彼と重ねてちょっと村上春樹の小説の中の主人公が思い出され、その前に『1Q84』が話題になっていた事などもあり、頭の片隅にあったんだと思う。で、その時、途中で挫折した数冊をまた読んでみようかな、などと思ったりしてた。その後、7月中旬に庵の家で開催されたホームパーティーで“村上”ネタで盛りあがった時、そのパーティーのちょっと前に引越しをしたので、部屋の整理をするにあたってブックオフにやってしまおうと奥のほうから引っ張り出してきた本達の中から、ノルウェイの森のハードカバーが出てきたんで、それは部屋のキャビネットに戻した、と言う話を酔っ払いながらした覚えがある。で、泊り込みで父の付き添いをするにあたって、そのブックオフにやってしまう予定の本達の中から、ねじまき鳥クロニクルを1冊持って行った、と言うのが、再びねじまき鳥を読み始めた経緯。全3部なので読みでがあるだろう、と言うのがその理由だったんだけど、その1晩で1冊読んでしまった。以前読んだ時には第1部はほぼ終わりのところで頓挫しているらしいく(ブックマークがしてあった)、たまに『あぁ、これ読んだな。』と思うくだりも出てきたけど、本当に新鮮な気分で読んでしまった。“くどい”と感じられて同じ行を何度も何度も読んでしまったような記憶があるのは、あれはカフカのほうだったのかな。ねじまき鳥は確か、海外出張に行く飛行機の中で読もうと思って買ったもので、行きの飛行機で読んだんだけど、仕事での滞在中や帰りの飛行機では全くもって眼を通さず、その後も続きを読みたい、と言う強い衝動に駆られることも無くそのまま放ったらかしになってしまっていたように思う。ここ数年、すっかり電子脳になっていて、かろうじて新聞は読むようにしていたけど、本当に活字(特に本)を読む事が出来なかった。一気に読んでしまった第1部。徹夜明けでちょっと疲れ気味ではあったけれど、心地よい疲労感とすがすがしい達成感すら感じてしまった。(って大袈裟だけど。) 脳みそが健康的になってきたのかな。そして、期せずして、僕(オカダトオル)と今の自分の状況のダブるところなどもあり、ストーリーの中の季節が夏だと言うこともあって、挫折した9年前とはまるで物語の印象が違うんだと思う。私は男ではないし、クミコにあたるような伴侶もいないけど、sympathyを感じて思わずハイライトをグググッと引いてしまいたくなるようなところがたくさんあるんだよね。ところが、村上春樹の小説はとても浸透性がよいというか、すすっと入ってくるんだけど、くっきりと一言一句としては残らないのよね。そのエッセンスは自分の中に降り積もって、堆積して、やがて溶け出して浸透していくって感じなのではないでしょうか。もうすぐ第2部が終わろうとしてるけど、depersonalizationやderealizationを感じさせる夏の情景、何とはなしに心に浸透してくる感じがしてます。



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by sanaegogo | 2009-08-28 00:00 | つぶやき | Comments(0)
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今日、父の初七日でした。
下田から帰ったら、信濃町まで車で迎えに行くつもりにしていたのに、本当にあっという間です。
暑い中、父のためにお焼香にいらしてくれたり、園芸好きだった父が喜びそうなお花をおくっていただいたり、本当にありがとうございました。
時々、不意にこの喪失に気付いて、はっとしてしまうことがありますが、何だか未だに信じられない気持ちでいっぱい、と言うのが正直なところです。涙にくれると言うよりはむしろ、『これが終わったら、またお見舞いにいかなきゃ・・・・。』と言う錯覚は、家族誰しもが感じていたようです。きっとゆっくりとゆっくりと、それぞれのペースで、この喪失を実感して、受け入れていくのだと思います。それが何とも我家らしく、そしてそれは、いつも穏やかで不機嫌な顔を見たことがない父の人柄が育んできたもののような気がしてます。

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by sanaegogo | 2009-08-21 00:00 | Comments(14)
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死に近き 母に添寝のしんしんと 遠田のかはづ天に聞ゆる
斎藤茂吉

茂吉はどんな心境で、この句を詠んだろうか。
多分、妙に現実的で、妙に非現実的で。
誰にでも分け隔てなく、やがていつかはやって来る事だけど、この夏、受け留めきれない。
いつまでも、この状況がこの状況として続く気がする。
でも、そんな事はないのだ。
手帖を見かえすと、『父見舞い』と言う文字がいつしか『父付添い』と言う文言に変わっているのに気がついた。これから何が起ころうとしているのか、解かってはいるけど、実感が出来ない。
(こうして、敢えてでも、いつもやってる事を淡々とやってると、気持ちが落ち着く。)

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by sanaegogo | 2009-08-12 00:00 | Comments(4)
下田 大浜 夏 2009 ― その2
下田2日目です。下田に行くといつも、激しく夏を感じて、胸がじーんと熱くなります。青々とした山々や濃い水色の空、岩場と浜が絶妙に織り成している海。きっと夏の原風景ってこんな感じではないのでしょうか。


≪向日葵≫

弓ヶ浜までドライブに行った途中見つけた向日葵畑です。夏の日差しをたっぷり浴びて咲き誇ってました。


≪大浜≫

この日は実は台風9号の影響で遊泳禁止で・・・・・・。 私らは最初から浜に寝っ転がってるつもりだったので大勢に影響はなかったんだけど、若者には残念でしたね。 こんなにピーカンなのにさ。


≪Spice Dog 1≫

いつも行くカレー屋さんであり、カフェであるお店。カウンターに座っていた中学生くらいの男の子。実は赤ちゃんだった頃も知ってたりして・・・・。開放的な空間はゆるゆると時間が流れてます。このスペースはたまにライブなんてをやってたりするらしい。もちろん、ヒッピーな曲、です。


≪えびのココナッツミルクカレー≫

Spice Dogのランチは必ず、これとアイスチャイ。毎年毎年微妙にテイストが違いレシピが定まってないところが何となくテキトー(?)で好き。でも味は格別ですよん。


≪下田の空≫

山は青く、空は澄んでいて・・・・・。今年はじめて見た入道雲。 これぞ下田の夏です。


≪Spice Dog 2≫

Spice Dogの外観。2台停めてあるうちの一台は、ワタシの拙車です。 荷物がたくさん詰めるように車はハッチバックが好き。 この夏タイヤを替えたので、またまたきびきび走ってくれるようになりました。

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by sanaegogo | 2009-08-07 00:00 | traveling in Japan | Comments(0)
下田 大浜 夏 2009 ― その1
今年もまたまた下田に行ってきました。GWの沖縄も憧れのdestinationを目指す海外旅行もサザンの夏の感謝祭も、ここ数年毎年は行けていないので、(って、サザンは活動休止しちゃったからね)、数少ない毎年の恒例行事のひとつです。最近では吉佐美の大浜の浜に直行!と言う事も少なくなり、ましてやボードを持って行くこともなく、下田の街を散策したり、馴染みのお店に立ち寄ったりなどして1日目を過ごすことが多いかな。よって下田の街を写真に収めることも多く・・・・。
そこで今年はちょっと趣向を変えて、“フラッシュバックして思い出される幼い頃の夏休みの情景”、もしくは、“デジャヴュ―見た事あるような風景が頭の中に蘇った瞬間”ってな感じで。露出をたっぷりオーバーにして仕上げてみました。


≪ペリー通りの水路≫



≪路地裏の石段≫



≪柳≫



≪水路沿いの家≫



≪大浜≫


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by sanaegogo | 2009-08-06 00:00 | traveling in Japan | Comments(2)
蝉の抜け殻 ― ここで、一句


炎天下と言うのに庭をうろうろしていたら、何とも夏らしいものに・・・・。 春の初めには可愛らしい花をたくさん咲かせてくれる庭の梅の木。見たらそこら中にびっしりではありませんかっ!蝉は梅の木でもOKなんでしょうか。 何だかもっと、夏っぽい樹のほうが、良くないか?

ここで、一句。

脱殻は置いてきぼり
主は知れず でも
夏 謳歌
早苗


かなり字余りですが、ま、ご愛嬌と言う事で・・・・。

家が広い(er than 横浜の部屋)とやっぱりいいですね。特に我家は夏に向いていると思う。家の中を風が良く通っていて、夏でもあまりクーラーは必要ない。夕方、風が止まる。夕凪だ。すると陸から海へと風が変わるのだけど、そんな事も感じることが出来る。

← 『街撮り』の写真をいくつかアップしました。

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by sanaegogo | 2009-08-05 00:00 | つぶやき | Comments(0)