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【アイルランド旅行記】 再び ダブリンへ
『少し到着が遅れるかも知れないけど、困る人はいる?』 とドライバーガイドは言って、最後に一箇所バスから降りてお城に立ち寄りました。乗る予定にしていたDublinに行く最終電車の時間までは余裕があったので、まあ大丈夫だろうと思っていたのですが、Galwayの街に差し掛かると渋滞でバスは遅々とも動かなくなり・・・・。 ちょっと焦りました。 コーチステーションに着いて、皆にお礼を行って、足早に荷物を預けてあるSkeffington Arms Hotelへと急ぎます。 駅を越え、広場を越え、小さな街です。 もう慣れたものです。荷物をピックアップし、駅までゴロゴロ移動。 それでも待合室で少し一息ついて落ち着く時間くらいはありました。




Dublin行きの列車が入線して来ます。 その顔は何となく蜂のようなのは、黄色いからでしょうか。 アイルランドにも撮り鉄はいるみたいで、プラットホームに滑り込んでくる電車を一生懸命写真に収めている人もいます。 1回乗っているので何となく勝手は判っていて、指定席のような車輌でもどこでも座って構わないのです。車内のアナウンスでも『決められた席に座ってください』とは言うものの、どこにどう決められているのかが判らず、検札に来た車掌さんも特に何も言わないのが不思議です。 行きは進行方向右側に座ったので、帰りも右側に座れば、Dublin‐Galway間の車窓からの景色が余すところなく楽しめる、と思っていたのですが、帰りはほぼ夜行列車なので、程なくして景色は真っ暗になってしまいました。でも、夕暮れ(といっても夜の8時くらい)の移り変わる空の色を楽しむ事ができます。 Dublinからこちらに来る時にも言いましたが、外国で電車に乗って旅するのは楽しいものです。 速度と開放度が丁度いい。 飛行機ほど早くないけど、閉塞感がないし、バスよりも座席はゆったりとしていて、より車窓からの景色と自分が一体になれる気がします。 景色の中を移動しているのが実感できます。















だんだんと、だんだんと、Dublinの街へ近づく毎に夜の中に突入していく。 そんな感じの車窓からの風景。 こちら側にはGalwayに入る時の景色よりも広い広い景色が広がっています。 列車の窓から地平線を見る、というのも、今の自分の実際の生活の中ではそうそうないことです。










あたりはすっかり夜になり、Dublin Heuston駅に到着したのは、21時45分。 さて、ここからどうやってTemple Barまで戻ろうか。やはりバスかしら、という事で、暫く待って来たバスに乗り込み、『Temple Barまで行きますか?』と、アイルランドに到着した時と同じ手段で移動しようと・・・・。大きなスーツケースを持っているので、旅行者で、Galwayからの最終で戻ってきたんだな、とひと目で判る私たちに運転手さんはぶっきらぼうながらも親切でした。 市街の中心を流れるリフィ川の対岸はあまり治安が良いところではないらしく、ここではなくて反対側に行くからまだ降りないで、と、川の対岸に見慣れた景色を見て降りようとする私たちに教えてくれたりしました。 Temple Bar側でバスを下車し、滞在先のFishamble StreetにあるGeorge Frederic Handel Hotel まで歩きます。 でも到着の時の悲壮感はもうありません。 夜の街の写真を撮る心の余裕もあります。












Temple Bar は夜の繁華街で、平日だと言うのに沢山の人が繰り出してきています。 旅行者と地元の人が入り混じっている感じです。 ここなりに都会なんですね。 ホテルにチェックインして、少しだけお腹を満たすため夜の街へ。 電車の中ではイニシュモア島のB&Bでの晩餐の時に買って残っていたオリーブやチーズやクラッカーを食べて軽い夕食(?)。 なので、ワインでも呑もう、とホテルの近くでまだやっていたカフェに入りました。 アーティストっぽい人々が路地まで出しているテーブルに座って酔っ払って大きな声で楽しそうに話してます。 『あと一杯だけならいいわよ。』と席に案内してくれた女性も実はお客さんだったみたい。 もしくは仕事がハネてお客さんと合流しているのか。 自分の席に戻って呑んで騒いだり、わたしたちに『オリーブ食べる?』と持ってきてくれたりしました。アイルランドについてから、夕食はあまりまともに食べてません。 明日は最後の夜なのでアイリッシュ・パブにでも出かけてみるつもりです。


● ・・・・> 『ベーコン・スタジオ、 ヒューレーン美術館』につづく。
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by sanaegogo | 2013-08-21 00:01 | travel abroad


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