memorandum for my first portfolio
10月31日に川内倫子ワークショップ修了生による写真集の展示が終了しました。足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。 完全に自分自身の備忘録のためですが、自作のブックの中で、自分として気に入っているページをここに残しておこうかと思います。 写真集を青山ブックセンターまで引き取りに行った際、テキストを記したボードも記念にいただいて来ようかと思ったんですが、そんな感じでもなかったので、(多分、撤収の時に既に破棄してしまったんでしょうね。)、それもここに残しておく事にします。



最初の見開きのページで、紆余曲折を経て、このページが自分としても最も好きになったのは、作業を通しての変化かな。雪のページは今年の2月に金沢に雪景色の写真を撮りに行ったもの。






右は東京カセドラル教会で、左は鎌倉で撮影したもの。 当初はこの鎌倉の池で何気なく写した1枚を中心に構成しようと思っていたのですが、色々と構成を練っているうちに、これはこれで好きなんだけど、どうもこれじゃないかな、と思い始め。写真を撮った時の自分を捨てて、編集するときは編集者の眼になる。とても難しい事ですが、そんなプロセスを経て心境の変化が起こったという、ある意味、意味のある節目になった1枚。






最初の見開きと同じくらい『ハマッたな。』と自分なりに感じたページ。 カラーは庭に咲いているもので、夜に撮りました。 右側は丸の内のお堀のリフレクションを写したもの。 カラーの雄蕊と漣に打ち震える水面。倫子さんはじめ何人かの人に『何処となくエロティック』と評されたものです。






雲間から生まれ出るように光を放つ月と枯れ逝く花のコントラスト。花の写真はもう以前に撮ったものですが、自称『枯れ専』。どうしてもこの1枚を入れたくなってしまい、選んだもの。





e0168781_2212869.jpgこの写真は、倫子さんのワークショップに通っている間に写した青山通り。もっともっと抽象風景にシフトして、との言葉が耳に残って撮影した雨上がりの風景。(風景と呼べるのか?) 自分としてはこの1枚もなかなか気に入っていて、気持ちがすかっとしたものだったんだけど、これと抱き合わせる写真がなかなか決められず、巻末に置いてしまった。けどそれが果たしてよかったのか、よくなかったのか。 もしかしたら、『編集者の眼』にはなりきれていなかったのかも知れない。

この写真集にはストーリーと言うものは特にありません。 観る人の気持ちの中にすっと入り込めるようなものを創りたくて、そして、自分の観ているある種のセカイをただ羅列したくて創りました。 なので、逆に言えば、人の心に何かひっかかるものを残す、気持ちをざわつかせると言う意味においては、すんなりし過ぎていて味気ないのかも知れません。でも、これはこれで。この時の成行きだった、と今は感じています。 自分が意図するものをつくる。 自分が意図しないものになっていく。 作為のない編集者の眼。編集者としてつくりあげる最終形。まるで禅問答のようです。



『・・・・ノ、セカイ』(仮)


私はソレに視線を遣る
皆はナニをみている?


僕はソレをみている
ソレは皆と同じかは解らないけど


貴方は僕に言った
「ソレはドコにあるの?」


私はソレを探している
ドコかにあるソレを知っているのは
僕だけかも知れないけど


皆はソレをみているけど
ソレは皆とは同じものではないのかも知れない


ソレは私の中にあって
皆の中にもソレはある
ソレがナニかは 誰も知らない


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by sanaegogo | 2012-10-31 00:00 | activity | Comments(0)


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