"Animals" Ryan McGinley ライアン・マッギンレー「Animals」展
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ライアン・マッギンレー「Animals」
"Animals" Ryan McGinley
会 期2012年8月31日‐2012年10月 1日
時 間11:00‐20:00
料 金無料/Admission Free

つい数週間前の事ですが、"ライアン・マッギンレー本人にヌードや動物と一緒の写真を撮影してもらう"と言うイベントがありました。当日は沢山の人たちで賑わっていたようです。 それから行かねば行かねば、と思いつつ、日本初めての個展、やっと行って参りました。 今回は彼の日本初の個展で、ここ渋谷のヒカリエの8/の03/ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryでは、「Animals」を、清澄白河の小山登美夫ギャラリー東京では「Reach Out, I'm Right Here」が開催されています。
ワタシにとってライアン・マッギンレーと言えば、シガーロスの「残響」というアルバムのアートワークでしょうか。 素っ裸の男女が野原に向って駆け出していく不思議な情景。文明以前の野生生活への回帰を提唱するヒッピー的な何かを感じさせる写真ですが、排他的で無気力な感じは微塵もありません。ヒカリエで展示されていたものはこれとは全く趣を変えたもので、よりセットアップされた撮影環境の中でヌードの人間と動物が繰り広げるインパクトある「絡み」を捉えたものです。色彩のインパクト、動物達のこちらに向ける真っ直ぐな視線のインパクト、時にハッとし時にユーモラスな土台(?)となった人間の肢体の構成のインパクトが非常に印象的です。この「Animals」のシリーズと今までのマッギンレーの作品とは、何だか関連性のないように感じられますが、実は、決定的瞬間、ロード・トリップ、自然なままの姿、裸、セットアップなどのキーワードを紐解いていくと、決して違うライン上に位置している訳ではなっくて、彼の基本的スタイルは1本筋の通ったものとして見てとる事が出来る訳です。
ライアン・マッギンレー自身については、色々なところで紹介されているので、ここでは言わずもがななのですが、イズムコンシェルジュの記事が一番端的なような気がしたので、こちらをご紹介しておきます。

イズムコンシェルジュ: オルタナティブ・ジャーニーな世界観に写真の「今」をみる。 ライアン・マッギンレー展



ヒカリエでは、スペースの問題もあるのか、もう少し観たいなー、と言う感じは否めませんでしたが、渋谷のど真ん中のこう言うスペースに無料でふらっと入れる敷居のあまり高くないギャラリーがあり、そこで観に来た人のみならず、たまたまぶらっと来た人達にもこのように紹介できる場を作ったのは、ある意味小山登美夫という人の凄さとひとつの業績のように思えます。ギャラリーの入り口では2012年に発刊された彼の写真集『Ryan McGinley: Whistle for the Wind』が置いてあり、ぱらぱらと見ていたら、映画監督のガス・ヴァン・サント(他に写真家、音楽家、作家でもある)との対談とかもやっていたみたいですね。時間があったらこれも読んでみたかったですが。とは言え、肝心なところは清澄白河に観に来てください、と言うメッセージが込められているような。マッギンレーの世界観、裸の人間を撮影すると言う反社会的で退廃的とも思われがちな状況イメージの中に迸る、実は素直で純粋な「生」へのエネルギーと喜びを感じさせるような、カメラの前で演技する事をきっかけとして結果自然体の自己表現を炸裂させているような彼のオリジン的な作品を味わえるのは、清澄白河の「Reach Out, I'm Right Here」のような気がします。きっと彼の写真から滲み出る躍動感を味わえるはず。こちらは会期は9月29日まで。 果たして間に合うかっ!?

TOMIO KOYAMA Gallery
ライアン・マッギンレー 展
Reach Out, I'm Right Here
2012年9月1日(土) - 9月29日(土)
http://www.tomiokoyamagallery.com/exhibitions/ryan-mcginley-exhibition-2012/

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by sanaegogo | 2012-09-22 00:00 | art | Comments(0)


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