AIT Talk Event "Art at SUNDAY" on Saturday
3月は、期せずして予定していなかった仕事を引き受けることとなり・・・・。3月の頭に福島に出張に行ったら、再び暫く春休みを謳歌するつもりが、怒涛のように仕事をするハメになってしまいました。2006年から続けているこのブログも、ひと月のエントリーがたったの2件、何てことは史上初めてで・・・・。まあ、これもある意味、新しい展開なのかと思い、良しとする事にしました。判で押したように同じ事を繰り返しているよりは、こう言ったイレギュラーな事も、後になって『あぁ、あの時は・・・・。』とインパクトのあったものとして心に残っていくものなのでしょう。取分け今年は、先を見据えながらも、目の前に沸いてきた自分に良い刺激を与えてくれるような事案には、チカラを入れて取り組もうと思っている年です。無計画なものを想定の内に取り入れつつ進む。上手くは言えないですが、そんな感じです。そうして行くうちに、きっと進むべくして進んでいく方向に自然に向うような感覚を感じています。あらゆる選択肢と可能性を排除しないで進んで行けば、自ずと向うべき道は決まるだろう、と、そんな感じです。



3月の仕事がここで一段落したので、ちょっと疲れもありつつ振り返って、前置きが長くなりましたが、三宿のギャラリーカフェ SUNDAY で行われたAITのトークイベント 「Art at SUNDAY」 に行って参りました。テーマは「アートを仕事にするために!」という事で、AITの修了生の中からその希望を叶えたお2人、SCAI THE BATHHOUSEのギャラリストの卵、今井曜子さんと日本経済新聞社でアートレビュー面を担当している柳下朋子さんがパネリストとして迎えられています。会場になったSUNDAY ― CAFE ART RESTAURANTは、コンテンポラリーのコレクターのオーナーが営んでいる素敵なカフェで、今度はランチにでも来てみたい感じです。ご近所のご家族連れがたくさん来てました。その奥のギャラリースペースでトークイベントは行われた訳ですが、実はワタシ、この「アート」と言う言葉を頻繁に使用することに多少の気恥ずかしさを感じる帰来があります。なので、この手の話をプライベートでする時は、『文化芸術』みたいな言葉を使ったりして、でもそれとも何だか違うし・・・・。どちらも何だかしっくりしないんですよねー。ま、これは余談ではありますが。今井さんと柳下さんはどちらもAITの修了生ではありますが、バックグラウンドと今のステイタスは全然違います。柳下さんは美大を出て制作を行う側として教育を受け、学芸員の資格も持ち、今は新聞社で中立的な立場でレビューを書いています。言わば評論家の卵でしょうか。今井さんは、全く芸術学部系とは違う学部を卒業して、民間企業の営業職をして、畑違いのところで育とうとしていたのですが、きっかけがあって、アートマネージメントのディプロマをイギリスで修めた後、コマーシャルギャラリーで営利に関わる立場で働いています。これって、端的に業界の縮図を顕している様に思います。純粋に真価を問うていく立場と、語弊はあるのかも知れませんが、そこに商売の要素を含んでいる立場。一口に業界で働くと言っても、一言では語りきれないのはそういった理由なのだと思います。
AITは所謂美術の教養講座と言うのではなく、コンテンポラリーにフォーカスした教育プログラムを行ってますが、お二人が何故コンテンポラリーだったのか、と言う質問に対しては、その作品の制作を行っている作家と実際に話をして色々とコミュニケーションできる事、これからどうなるかも判らない新進の作家を世に送り出していく事、今後(後世)の歴史の中で自分が作家の誕生に関われる事、が仕事が醍醐味だと言ってました。どんな立場でこの業界に関わっていたとしてもきっとこれは共通して言える事なんだと思います。歴史の中で生まれてそして動き始めたもののダイナムズムみたいなものを感じているんでしょうね。いずれにしても、この業界で職を得ていく素養としては、学芸員の資格の有無はさて置いて、しっかりと美術史の知識を有している事。(歴史の文脈の中で認識していると言う事は重要な事です。) あとは英語が出来る事。だそうです。海外のアーティストとコミュニケーションをとるのに、通訳を介してよりは自分の言葉のほうがより良いと言う訳です。



ワタシ自身がこの業界でやっていけるとしたら、今までの実績と経験を生かして展覧会の準備の進行管理やコーディネーターの立場で関わるか、それか、レビューとか記事とか何か取材をして文章を書いていくような感じになるのでしょう。いずれにしても、出来る事からはじめる事とその機会を得る事ですね。それに尽きます。その流れに乗って流れ始める事です。今日はそんな事を改めて感じました。

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by sanaegogo | 2012-04-07 00:00 | art | Comments(0)


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