エリオット・アーウィットが見つめたパリ
この日は紀尾井町のオーバカナールでランチ。以前から1ヶ月に1度くらいここでのランチを楽しんでます。年が明けてから暫くぶりに会って、あれやこれやとあっという間の1時間でしたが、ここの雰囲気は大好きなのです。パリには行った事がないのですが、(ストップオーバーで1日だけ滞在したことがありますが)、パリの雰囲気ってきっとこんな感じ。そんな雰囲気が味わえるのが夜ではなくてランチタイムだからこそ、なお一層によいのです。
さて、ランチを終えてから3人の予定はばらばらだったのですが、ワタシはこのまま有楽町線に乗って東京カテドラル聖マリア大聖堂に写真を撮りに行って、その後再び有楽町線で有楽町まで行って、シャネル・ネクサス・ホールで開催されているエリオット・アーウィットの写真展『エリオット アーウィットが見つめたパリ』を観に行くと言う何となく『パリっぽいもの三昧』な1日を考えてたのです。何となく、いい流れでしょ。

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さてさて、前置きは長くなりましたが

「PARIS SERA TOUJOURS PARIS!」
エリオット アーウィットが見つめたパリ
シャネル・ネクサス・ホール
2012年2月3日(金) ― 2月29日(水)
12:00~20:00

を観てきました。
エリオット・アーウィットと言えば、言わずと知れたユーモアとウィット溢れるマグナム・フォトの旗手で、温かみのある日常生活を垣間見せてくれるような数々のスナップショット、ストリートフォトを機動力を駆使して撮影した写真家。大好きな写真家の1人です。写真家は犬好きが多いのかな。アーウィットの写真にもお茶目でおすましで、人間と心を通わせている数々の犬達が納められています。(それがとっても可愛かったし可笑しかった!)
80歳を越えた今でも闊達な感じで精力的に元気一杯に活動されているアーウィット氏ですが、今回の写真展は2010年に刊行された『Elliott Erwitt's Paris』の中からセレクトして紹介されている60点余りが出品されています。このパリの写真集はアーウィットの都市をテーマにした写真集のうちで、ニューヨーク、ローマに続くものだそうです。
写真展は思わず口角が上がってしまうようなウィットに富んだものばかりで、観る人を幸せな気持ちにしてくれる感じです。彼はスナップを撮る場合、あくまでも『決定的瞬間』に拘っている訳でもないようでやらせや仕込みもちらちらと混じっているようです。本人もフィルムの中であっけらかんと言ってました。(ファッションフォトやコマーシャルフォトも手がけているので当たり前なのかも知れませんが。) どれが『決定的瞬間』でどれが『やらせ』なのか。そのトリックを『暴く』と言うよりは、彼がこっそりと仕掛けた悪戯を見つけるようなワクワク感が生まれてくるのは、アーウィット氏自身のお茶目な人柄によるところが多いのだと思います。このフィルムですが、これがまたとっても楽しいものでした。アーフィット氏自身が色々とカメラに向って語るのですが、アーウィット氏と裏の人格の某(名前は忘れましたが、後で調べたら"アンドレ・S・ソリダー"でした。)が登場して、色々と相反する事を話すのです。
漫然と目の前に流れる人々の日常や生活ですが、それを一瞬に切り取った情景がドラマチックなものになって、その一瞬の前後にストーリーが生まれて、それを観る人に想像力が働く。そんなイメージの連鎖を可能にしているのは偏にそれを見つめるエリオット・アーウィットの深い愛情、想像力、洞察力なのではないでしょうか。
大好きな街で、カメラを持ってぶらぶらして、こんなに楽しい風景が撮れるなんて、写真ってホントにいいなぁ・・・・、何て改めて思ってしまう、heartwarming な写真展でした。


エリオット・アーウィット氏と愛犬サミー。
(アーウィット氏本人に怒られそうですが) ちょっとビートたけし氏と合い通じるものがあるような気が・・・・。
2009年のインタビューですが、面白かったので。
http://www.excite.co.jp/ism/concierge/rid_5623/pid_1.html




ついでですが、アーウィットが撮影したゲバラ。(素敵)
ジャーナリスティックな側面でも、数々の作品を生み出しています。
こんな笑顔を引き出して捉えるなんて・・・・・。


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by sanaegogo | 2012-02-08 00:00 | art | Comments(0)


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