金沢21世紀美術館 訪問


昨日は雪も激しく降っていて、昼間でも空の色は雪曇。
テレビのニュースで見ていると、雪国の人は傘をささない(実際ワタシもそうだったし)ので、
暫くそのまま歩いていたけど、自分の上にも雪が積もってきて、
帽子やフードではまかないきれなくなり、慌てて傘を購入。



翌日は、降ったり止んだりの空。
降っていない時は時折は青空が見えてたりして。
さて、金沢21世紀美術館。
2004年にSANAA(妹島和世・西沢立衛)によって設計された、主にコンテンポラリーを収蔵する美術館。SANAAはこの建物でヴェネツィア・ビエンナーレの金獅子賞を受賞してます。
円形の建物の概観は、正面エントランスが無くて、どこから入っても何所に出てもOK。
とは言え、ワタシはこの日、傘を預けてしまったので、同じ所からしか出入り出来なかったんだけど。

● レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」
● ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」
● ヤン・ファーブル 「雲を測る男」
などがよく知られていると思います。
雲を測る男は、あまりの雪空のため、何所をどう測ってよいのか、途方に暮れていたようです。
写真手前のカラフルなのは、
● オラファー・エリアソン 「カラー・アクティヴィティ・ハウス」



建物の外にもいくつかの作品が展示されています。
雪に埋もれた椅子は、どなたかの作品なんでしょうか。
美術館の中には、作品(展示品)と見紛うばかりの楽しい椅子が一杯は配置してありました。
無料ゾーンなので、きっと地元の人は本とか読みに座りに来たりするんでしょうねー。



企画展は何をやってるのかな。
と思っていたら、ピーター・マクドナルドの『訪問者
サロンと展示室13で見ることが出来ます。
これは、『ディスコ』
展示室13の壁一杯にディスコの様子がペイントされていて、カウチに座って暫しビートを感じる事が出来ます。



これは、サロンに展示してあるピーターのペイントの数々。

このピーター・マクドナルド氏は、(個人的なハナシですが)以前代官山のAITに通っていた頃お世話になったインディペンデント・キュレーターのロジャーさんの弟さん。
インディペンデント・キュレーターは日本の仕組み、枠組みの中では珍しいですが、どこの美術館にも所属しないで活動するキュレーターのこと。
『彼(弟さん)は、ここ数年、このバルーン・マンをよく描いていて、何だかこれにハマってるんです。』と言ってました。
作家のご家族のリアルタイム、同時進行系のコメントが聞けるなんて、コンテンポラリーならでは、と思うと同時に、ここでこれに出会う、この縁みたいなものに勝手に嬉しくなったりして。

金沢21世紀美術館はコンテンポラリーを扱う美術館で、その収蔵品もそんな事からインスタレーションが多く、美術品と言うか空間構成とか体感とかを提示してるものが多いです。
同時にやっていたコレクション展 『サイレント・エコー』も空間・映像・音響など体感できるインスタレーションで、じっくり廻ると滞在時間は自然と長くなります。
ツェ・スーメイの《エコー》《ヤドリギ楽譜》
粟津 潔《ピアノ炎上》
アニッシュ・カプーア 《L'Origine du monde》
とか、面白かったです。
このL'Origine du mondeとか、先に挙げた恒久展示の作品達も、美術館のコレクションなのですが、作品であると同時に美術館の1部を構成している1部分のようなものでもあって、その概念が面白いです。
他の美術館を巡回することも無く、ここでしか見られないもです。
金沢21世紀美術館に展示されている事が、作品としてのコンセプトなのです。
箱を作ってそこに作品を収蔵すると言う従来の美術館のスタイルからは一線を隔していて、作家自らそこで作っちゃうと言うのは、コンテンポラリーならではです。



晴れていたので、この日の南天はとても明るく撮れました。
これはこれで、愛らしく。



椿の花もこの通り。
白い雪に葉の緑と花の鮮やかな赤がよく映えてます。



武家屋敷跡や東茶屋、主計町といったお茶屋街では、
ずんずんと入っていきたくなる小路が沢山あって、ソソラレました。
ワタシは旅に来ましたが、ここで暮らしてる人もいる事を実感。 (当たり前だけど)







街中で見られるちょっとしたものにも
風情が溢れてます。
この水引で作った飾り物なんて、なんて贅沢な。

クレマがまるでビロードのように素敵なお抹茶。




最後に、『じわもん』のご紹介。
『じわもん』とは地元の食材で作った加賀料理のこと。
左から「蕪寿司」「鰤味噌おでん」「加賀蓮根のはす蒸し」です。
治部煮はその昔、金沢旅行に来た時にたっぷり味わったので、今回は登場しなかったのですが、これも美味しいですよね。

と言う訳で、金沢21世紀美術館、今度は晴れた麗らかな日に訪れてみるのもよいな、などと思ってます。

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by sanaegogo | 2012-01-27 00:00 | traveling in Japan | Comments(0)


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