「背中は何を語る」

写真はnackさん撮影
顔出しは本人承諾済みです いい笑顔してますね!


西川喜代司写真展 「背中は何を語る」
2011年11月1日(火)~ 11月8日(日)
ギャラリー日吉

3年前にとある写真の撮影会でご一緒した西川さんの念願の個展を観に行ってきました。(最近本当に「3年前ネタ」が多いですが・・・・。)「背中は何を語る」と言うテーマで西川さんがこれまで撮りためてきた膨大なスナップのうち印象的な後姿を集めた写真展です。とても西川さんらしい写真の数々でした。自分自身はあまり「その人らしい」(例えば、さなぁえさんらしい、とか)と言う印象で感想を述べられると、『感じるところが無いものに対しての感想を言う時に便利な言葉だな~。』なんてちょっとへこんでしまう時があるのですが、これはそう言う意味ではなく、本当に西川さんらしい、と思ったのは、きっとその写真達がしっかりと西川さんらしかったから、と言う事を言いたくて言ってます。(あ、何だか伝わらないなぁ。)個展をするので観に来てね、と以前言われた時には、西川さんのもうひとつのテーマである『影』で来るのかな、と思ったのですが、ご案内の葉書をいただいた時に、『こっちで来たかっ!』と思いました。時間的には3年くらいのスパンで撮りためたものと言う事ですが、壁に並べて展示されている写真の数々は調子にムラがなくて、安定した技量の上で撮影された写真達で、それはスゴイと思いました。nackさんによると目線が一定でどの写真も同じ目線で撮られているので、変化の中にも統一感があって、それが観てると面白い、と言ってましたが、これは狙った訳ではなくて、『最近足が痛くてしゃがめないから、どうしても立ったまま撮っちゃうんだよねー。』と西川さんは言ってました。何枚も数をこなしていると、こんな風に自分のコンディションとか生活のリズムとかが自然と知らず知らず反映されるのが面白いですよねー。それもこれも数をこなしてのハナシかも知れませんが。
そこでワタシはまた直ぐに自分の事に置き換えて考えるのですが、アルゼンチンに行った時、中途半端に色々な感じになっちゃって、結果『人が全然撮れてないね。』と厳しい講評をいただいたので、いっその事こんな風にするのも良かったのかも知れない・・・、などと振り返ったりします。それもこれも、まぁ、迷いつつでは駄目なんでしょうね。そう、西川さんの写真は画の決め方に迷いが無いんです。主体、背景と常にばっちり決められてます。狙った獲物は逃さない、って感じです。結果その画の中には常に西川さんの視点とか視線があるのがよく解って、そう言う意味で『西川さんらしい』なのです。『これってどの位長いので撮ってるんですか?』ふと尋ねてみると、結構望遠のもので遠くから撮っているらしく、ブレッソンを気取って短いヤツで近い距離から撮ろうとしてもいまひとつキマらなかった自分と、望遠でとっさに撮ろうとしても画角の中に被写体をキチンととっさに入れる事も出来なかった新年の箱根駅伝での自分を思い出したりしました。偏にまだ技量不足なのですね。
出展数は60点くらいあったでしょうか。それらが整然と並べられているのは、西川さんのお嬢さんがかなり力を貸したみたいです。西川さんのお嬢さんは都現美のキュレーターで活躍されていて、私が(これも)3年前通っていたキュレーションのセミナー(代官山のAIT)の講師として来た事もあって、そんなこんなで、折に触れてチケットなどをいただいています。構成も彼女が知恵を貸したようで、『こんなに沢山の点数を、どうやって構成を考えたのかな~。』などと思ったのですが、それはプロの手によるものだったみたいですね。羨ましい人脈です!(って言うか、家族だから・・・・。)
11月の半ば頃、友人M氏の写真展(個展)を観に行った時にも強く感じましたが、自分だったらこんな風に、果たして出来るものなんだろうか・・・・、と勝手に緊張感を感じたりもしましたが、刺激と元気をもらったなぁ、ともまた、ひしひしと感じました。
冒頭の写真はnackさん撮影のものをいただきました。これもまたしっかり撮れてますね。流石です。記録写真カメラマンのバイトも出来るんじゃないですか? ついでにワタシも一枚。画が決まるまで暫しカメラを向けられてる間、少々居心地が悪く・・・・。モデルさんをこんな風に待たせてはいかんぜよ!


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by sanaegogo | 2011-11-03 00:00 | art | Comments(0)


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