鍵井靖章写真展 「青い地球のカシュ」


鍵井靖章写真展「青い地球のカシュ」を観てきました。鍵井氏は友人の高校時代の友人で、鎌倉にお住まいになっている事だとか、以前から聞いていたし、Webも拝見してたのですが、写真展に行ったのはもちろん初めてで、この日は講演会(スライドショー)もあると言うので、出かけてきました。海(水中)の写真と言うと、勿論好きだし、自分自身も海の子として育ったので、海も好き。もはや「なんちゃって」だけどダイビングのライセンスも持ってるので、海写真は眼に触れる毎に楽しんできたけど、鍵井氏の写真はこれまでよく観てきた魚や海洋生物の写真と何かちょっと違う気がしました。何となくですが・・・・、街撮りのスナップの感じに似てるのです。標本写真のような生態とか生息にいかにもの感じでクローズアップして捉えるのではなくて、海の中で自由に動き回る生き物たちを、寄ったり引いたり、海の中だし相手は魚なので遠慮する事ないのに、街で人を撮るように、一瞬の仕草や動作をぱっとこっそり直感で撮る、みたいな、そんな写真でした。街の中で足を止めて、行きかう人の一瞬の「いい感じ」をただひたすら待つ、みたいな、あの感じです。寄った画は寄った画で(正面の写真シリーズも見せてくれましたが)、街で知らない人のスナップを撮らせてもらう時みたいに、まるで、『ちょっと写真撮らせてくれますか?』と語りかけて、カメラに向って笑ってもらっているかのようでした。妙に寄ってテクスチャーとかに迫るのも、(海の中なのに!)、新鮮でした。広い広い綺麗な風景の中で、足下の花を寄って撮っちゃう、みたいな感覚、地上ではありますよね。こんな写真って、いかにもダイビングをして魚の写真を撮ります!みたいじゃなくって、何だか好きだなぁ。ご本人も、特に生態に関心がある訳ではないんです、と話していました。
この度、「アシカ日和」と言う写真集を出されて、そのアシカちゃん達の写真もありましたが、可愛いですねー。『犬を飼っている人は、その子とふれあう時の感覚に近いと思います。』と話していましたが、そうそう、こんな風に甘えて、可愛い顔して寄ってくるんです。はたまた、ちょっとぬるっと艶かしいフォルムが妙に色っぽかったりして。ホント、不思議な生き物です。メキシコのラパスにいるカリフォルニア・アシカだそうですが、ラパス、(また)行ってみたいなー、なんて思いました。(私がかつてのメキシコ旅行で行ったのは、ロス・カボス。調べたら凄く近いところでした。残念!)(果たして私もまだ潜れるのか。かなり疑問ではありますが。)また潜りたいなー。そんな風に感じさせてくれる写真でした。ダイビングやってる人は、魚の名前とか生態とかどれだけ知ってるか、またはこの眼で見たかが自慢どころ、みたいな風潮があるけど、私が始めて潜った時って、幼い頃から海で泳いでいたけど、こんなにゆったりと頭のてっぺんまで海水に浸っている事がこんなにも気持ちの良いことか、と、ただそれに感激して、ただそれが好きだった感があります。鍵井氏の写真はそんなスタンスの、『海の中好きなの。』だけの「なんちゃって」ダイバーにも、決して敷居が高くなく、潜った時のあの気持ち良い感じを思い出させてくれるようでした。
写真展は、どれもかなりの大きさのものが展示してあって、ファンの方々がその前で集合写真の記念写真撮っちゃうみたいな、和やかな写真展でした。

鍵井靖章写真展「青い地球のカシュ」
キヤノンギャラリーS(品川)
会期:2011年7月1日~2011年8月11日
10:00~17:30

カシュ、とは隠れ家の事だそうです。会期も充分あるので、是非足を運んでみてください。楽しいですよー。

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by sanaegogo | 2011-07-09 00:00 | art | Comments(0)


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