キューピーハーフ 「サラダピザ」篇
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私はハイキーな写真が好きで、『これは失敗作では?』と思われがちなものが自分としてのお気に入りだったりするんだけど、それには理由と言うか、意図と言うか、そんなものがあって、それは、「忘れそてしまいそうで、ぎりぎり記憶に残っている消え入りそうな思い出のイメージ」とか、「ずっと覚えていたいのに、消えてなくなってしまいそうな記憶の中の情景とかを忘却に逆らって無理やり覚えておこうとしている、その情景」とか、そんなものをイメージしながら写真に納めている、と言うのがあるからです。(ちょっと解り難いですかね。)数年前に機会があって観に行った高木正勝氏の映像ライブとか、私の中のそんなイメージが物凄く顕れていて、『表現する手段と方法を自ら知ってると言うのは凄い事だ!』などと思ったものです。(とは言え、これは私の自分勝手な解釈ではあるのですが。)
以前は、夜ばっかり写真を撮っていて、たまに昼間撮影すると、絞りをぱかーっと開いた感じが好きなので、光の量をコントロール出来ずに撮れた偶然の産物だった事が多かったけど、このところは意図的に、「敢えて」そんな風に撮ってたりもしています。
こんな具合で、「古い記憶の断片」みたいなのをシリーズで撮っているのですが、最近流れているCMの中でそんなイメージ満載でとても心に残るのが、福山雅治が出ているキューピーハーフのCMの「サラダピサ」篇です。キューピーハーフおよびキューピーのCMは前から気に入っている感じのものが多かったのですが、この「サラダピザ」篇は、situationはアメリカ、カリフォルニア、60年代、古い写真、何て感じで、映像の中の色あせて褪色した感じ、オーバー気味の情景など、とても好きな感じです。

CM キューピーハーフ 「サラダピザ」篇 (← 映像見られます。)

60秒と言う短い時間の中での、福山くんが見つめる古びた写真のフレーム、ゆっくりと写真の中の情景へと目線は移って、流れるようにスローにその写真が撮られた時の情景へと変わって行く、と言うストーリーは、見るものを何だかとても懐かしい気持ちにさせて、でもそれは決して福山君自身の記憶ではなくて、その古い写真があるその家の持っている記憶が福山君の中に投影されているかのようで、何だかそれは、ちょっと昔のホラー映画のようでもあって、妄想は膨らみます。もうきっとこの女の子も黒い犬も、ずっと昔に死んでしまっているのでしょう。



映像の中の1場面。 こんな感じのノスタルジックな場面に、「庭の薔薇」は欠かせないアイテムですよね。



映像の中の1場面。 あと、棕櫚の樹も。私の中では好きなアイテムのひとつ。
もちろん、「サラダピザ」の上にトッピングされているルッコラは、だーい(大)好物、です。

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by sanaegogo | 2011-02-06 00:00 | art | Comments(2)
Commented by N at 2011-02-08 23:21 x
なんと、シェルビーGT-350ではなかと?60年代のアメ車だとマスタングなんでしょうね。
しかし女の子殺しちゃうんだ、お婆さんでもいいからまだ元気ということにしません?
Commented by さなぁえ at 2011-02-09 00:31 x
>N師
キューブリックの『シャイニング』、観ました?
勝手な妄想ですが、このCMを見てると何故か『シャイニング』を連想させられて・・・・・。
なので、女の子は殺しちゃいました。 (自責)

しかし、N師的にはやはり車に喰いつくのですね。
お馬のマークのあの車は、バハマでボロボロのがいっぱい走ってましたよー。(現役で)
そうそう、だいぶ前ですが、スカイラインの父、桜井眞一郎さん、亡くなられちゃいましたね。


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