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お別れ


今日、智子の告別式に参列して、お別れと見送りをして来ました。智子は父と同じ病を患っていて、手術を受けた後、抗癌剤の治療などにも頑張っていたのですが、再発が見つかり、この夏からはTerminal Careを受ける為に茅ヶ崎市内の緩和病棟に入院する予定にしてました。実はこの緩和の病棟も、父が入る予定にしていて、父が結局転院することも出来ず、あれよあれよと言う間に逝ってしまった事もあり、そんな個人的な事が心に重く沈みこんでいて、去年の夏のことも否応なく思い出されてしまい、尻込みをして、最期の最期に智子のお見舞いに行けなかったのはこの先ずっと後悔として残るのだと思います。
今更言っても仕様がないですが、もう直ぐやって来る父の一周忌が終えたら喪も明けるし、そしたら、何となく自分の中で全て区切りがついて、お見舞いに行こう、と思っていたのですが、それも叶わないまま逝ってしまいました。
こんな時にまで自分の都合ばかり考えてしまって、智子のために何かしてあげる事は出来なかったんです。それは偏に自分の弱さなんだなぁ、と。ただ会いに行ったらよかったんだと思います。
ご家族のご厚意で、荼毘まで見送らせていただきました。精進払いの席で智子と過ごした時間をあれこれと思い出しました。チケットも持ってないのにサザンの茅ヶ崎ライブに出掛け、『きっと穴場だから・・・・。』と言って茅ヶ崎市営球場の近くのきのこ公園に案内してくれた事とか、友人の結婚式でリコーダーの重奏をする事になって、ピアノ伴奏役の智子の家に夜遅く押しかけ、お母さんを怒らせてしまった事とか。茅ヶ崎のChipsでよく飲んだよねー。
私達は智子のことを忘れません。いつでも何処かにいるとさえ、感じられる気がします。何と言ったらいいか判らないし、どこまで言ったらいいのか迷うんですが、智子のご冥福を祈る意味でも、智子が逝ってしまったことをにささやかだけど記しておきます。

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by sanaegogo | 2010-07-16 00:00


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