Alice in Wonderland


意外(に思われるかどうかは解らないけど)かも知れないけど、思い起こせば私は幼少の頃から結構ファンタジー好きだったのかも知れないですね。子供時代はよく読書をしていましたが、夢中になったのは、「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」「星の王子様」それにドクター・ドリトルシリーズやムーミントロールなど。特にアリスは、挿絵の世界やそのイカレポンチなストーリー展開などがとても好きで、夢中で読みました。そう、ファンタジー好きと言っても、どこかイカレたお話やオドロオドロしい子供がうっすら味わうような恐怖感があるものが好きだったのかも知れません。(と言うか、それがファンタジーってヤツなんでしょうかね。)

そんな訳、でもないですが、Alice in Wonderlandを観に行ってきました。3Dデビューです。なので、映画の日だと言うのに1,300円。この300円は3Dメガネ代だそう。観所(ポイント)はいくつかあったと思いますが、そのひとつがこの3Dかな。楽しくはありましたが、3Dメガネをかけた事によって画面がとても暗くなってしまって『残念』と言う感じのほうが『3Dすげーっ!』と言う高揚感より上回ってしまったような気がします。3Dを観るのはディズニーランドのキャプテンEO以来。(って古いなー。マイケル・ジャクソンですよ!)後はもっともっと子供の頃、TV番組でシェリーと言うタレントがドロシー役をやっていたオズの魔法使い。3Dメガネをセロファン紙と方眼紙の厚紙と輪ゴムで自分で作りましょう、と言うもので、青と赤のセロファン紙で工作をするも、全く立体感を感じず・・・・。

もうひとつのポイントは3Dメガネ。全く私の顔に馴染まず、ずっと手で押さえて観てました。思えば私は普通の眼鏡も鼻パッドがしっかりある形の物でしか顔に合わず、しかも顔が細く、耳が普通の人より下に付いて産まれてきたので、顔に合う眼鏡が少ないのを忘れていました。結局、3Dメガネをかける、と言うよりは、オペラグラスのような使用方法になってしまい、ちょっと疲れました。

次のポイントは、やはり、ジョニー・デップでしょうか。ティム・バートンのお気に入りという事で配役されたみたいですが、コスプレ度が似ているからと言って、「シザー・ハンズ」並みのジョニー・デップらしさを求めてはいけません。別にジョニー・デップでなくても良い気もしますが、そんな役でも快く出演するのが彼の良いところなんでしょう。(Dr. パルナサス、しかり。)でも、このストーリーの中の何処かにジョニー・デップをと言う考え方からすれば、The Mad Hatter(気狂い帽子屋)はぴったり、適役です。(ところで、この「気狂い帽子屋」、以前は確かにこう言う訳だったと思うんですが、今は、「いかれ帽子屋」とかになっているみたいですね。社会的配慮なんでしょうか。)
アリス役の新人 ミア・ワシコウスカ。彼女のクルクルでフワフワの巻き毛が羨ましい・・・・・。

最後はやっぱり、ストーリーが「不思議の国のアリス」を基にしていること。その後の・・・、という事で本編とは大分違ってはいましたが、登場人物はそのままで、とても懐かしく・・・・。オリジナルの挿絵をコピーして水彩で着色したり、ラッパを吹く白ウサギの絵は、クロスステッチで刺繍のタペストリーなんて作った思い出があります。ま、ストーリーはディズニーの作なので、エンターテーメントという点において、その出来栄えには間違いはない感じです。

しかし、映画は今後、どのような方向に向かうんでしょうね。私としては、前述のように、画面が暗いのがかなり気になりましたが、これは今後解消されていくとしても・・・・。 題名も監督も忘れてしまいましたが、以前、リチャード・ギアが主演したアメリカの開拓時代の頃の設定の映画がありましたが、監督は絵画のような情景を描きたくて、全ストーリー全撮影を日没直前の数時間の淡い自然光の中で撮影した映画がありました。(どなたか題名ご存知?) その斜陽の中の映像は本当に憂いがあって、情景に情感を与えてました。そんなのはもう廃れていくのだとしたら、少し回顧的な気持ちにならざるを得ません。


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by sanaegogo | 2010-05-01 00:00 | movie | Comments(6)
Commented by Frida at 2010-05-04 21:51 x
>リチャード・ギアが主演したアメリカの開拓時代の頃の設定の映画
それは『ジャック・サマースビー』ではありませぬか。
ジョディ・フォスターと共演し、
カップリングがイマイチと言われたヤツでは…?

それから「気狂い帽子屋」が「いかれ帽子屋」になったのは
差別用語を避けるためと思われます。
ちなみに正式には「帽子屋」もNGかも。
(個人的には過剰反応だと思いますがねぇ。)

某国営放送での表記を知りたいところです(爆)
Commented by さなぁえ at 2010-05-05 02:24 x
>Frida
ジャック・サマースビー、ですか。
実は私は観ていなくて、撮影秘話みたいなのを観て知ってたのですが、画面が少しアンバーがかっていて、映像は綺麗でしたよー。
でも、ジョディー・フォスターが出てる映画、と言うとちょっとしっくり来ない感じがしないでもないですな、若干。 (雰囲気が合わん。)

そうそう、「帽子屋」も駄目なんですよね。
でも、Hatter Hatter 連呼してましたよ。(アメリカ英語で・・・・。)
もともとのアリスの中でもルイス・キャロルはかなり放送禁止用語のピーッ言語を多用してて、訳者泣かせだった、と言う話を聞いたことがあります。
Commented by Frida at 2010-05-05 15:07 x
「社会的配慮」ってさなぁえさん、書かれれてましたね。
それをわざわざ掘り起こし… 失礼しましたっ。

サマースビー、いい映画ですよ。
実は学生時代に一度アメリカで見て、さっぱり分からず
帰国後もう一度見て感動した、という
情けない思い出があります。

ジョディ・フォスターでなかったら
もっとヒットしたのかも…。って彼女に失礼か。
Commented by さなぁえ at 2010-05-06 01:20 x
>Frida
昔はOKだった言葉も今は数々使用禁止になってるみたいですが、インターネットや映画の世界はテレビ放送とちがって、まだ大らかだと思ってたんですが、ネット上の表記もかなり表現が軟らかになってるよねー。

サマースビーで私が観たのは、アメリカの開拓民が列車の屋根に乗って移動する黄昏のシーンと、あとちょこちょこですが、とても印象に残ってます。
観たい映画のリストに加えておきますか!
Commented by montycat at 2010-05-12 10:36 x
ギア主演で、「天国の日々」という映画もあります。 サム・シェパードの映画ですが、絵画的というのでこれが真っ先に浮かびました。 アンドリュー・ワイエスの絵が動いたらこんな感じなのではというような情景が淡々と、静かで圧倒的な迫力を持って描かれています。 

ハリウッド化しちゃったギアも嫌いじゃないけど、元々は演技派だったんですよねー。 

Commented by さなぁえ at 2010-05-14 01:58 x
>montycatさん
ワイエスの絵ですか・・・・。それを聞いただけでも惹かれますね。
サム・シェパードは私もかなり好きです。 監督でも俳優でも。
ワイエスの画とサム・シェパードの雰囲気とか世界観とか、なんだか通じるものがありますよね。
リチャード・ギアは、一時期年齢を重ねて渋みがまして、いい感じになった時がありましたが、最近は「ハァチィ~」のイメージになっちゃいました。
歳を重ねすぎて、おじいちゃんの域に入っちゃったんでしょうか。


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