アートフェア東京 [ART FAIR TOKYO] 2010


今年もまた、アートフェア東京(ART FAIR TOKYO)に行ってきました。今年の開催は4月2日から4日まで。たった3日間なんて、フェアとしてはちょっと短すぎないだろうか、と思いますが、ご本家のアート・バーゼルも4日間くらいしか開催されてないことを改めて認識すると、そんなものなのかな、と思うわけです。今回で遊びに来たのは3回目。1回目は代官山AITでもらったご招待券で、昨年は街撮り撮影講習でご一緒した小澤さんの職場の優待券で。今回は何もツテがないので自腹で入りました。印象的には、『何となく@1,500.-は高いかな。』とも思ったけど、未来の大家へのdonationと思えば何となく気持ちも清々しいものです。
最近思うのですが、コンテンポラリーに関しては、美術館よりギャラリーの方が、私は好きかも知れないです。作家を世に送り出そうとするギャラリストの熱意も感じるし、作品そのものをぱっと観た時の印象の持ち方も、「好き」とか「あまり好きではない」とか、「妙に魅かれる」とか「全然響いて来ない」とか、作品そのものに気持ちがダイレクトにジャッジできる気がするから。ありがちなコジツケめいたところが無きにしも非ずな“括り”でくくられていなくて、上から目線のように聞えがちな(評論とはそう言うものかとも思いますが)解説とかがない分、ダイレクトに作品の印象を持つ事が出来て、つい目が行ったのが腑に落ちると言うか、そう言う感じです。美術館で評論・研究されるにはまだ作品としての熟成が足りないような・・・・、そんな風に思います。淘汰される前に世代の粋を集めたかのような扱われ方をしてしまうには、時期尚早なのかな、と言ったところも否めません。
そんな成り行きのストーリー展開なので、会場を回った中で印象に残った作品をいくつか・・・・。




ARTÊRIAと言うカナダのギャラリーの前に展示されていたポートレート。写真のプリントワークなのかペイントなのかは不明。1枚だけだとこのちょっと異様なhauntedっぽい迫力は味わえないと思います。ブースの外壁に6枚連続で並べて展示してありました。






これは、 The Third Gallery Ayaにあった、城林希里香さんの写真。超ハイキーなところがとても好みの感じ。一頻り眺めているとギャラリーの方が話しかけてくれた。『城林さんはアメリカを拠点にして活動している作家さんなんですが、色々な場所の海に出かけて水平線を撮る事によって世界の繋がりを表現しているんです。』と教えてくれた。こんな事もギャラリーならでは、の事だと思います。『これは、フィルムですか?プリントワークでこの感じを出してるんですか?』と尋ねると、オーバー気味に撮ってはいるが、最後はプリントで仕上げるのだそうです。意図的に段階を踏んでここまで出来るのはやっぱり、凄いですね。“忘れそうだけど、忘れたくないから、目をぎゅっと瞑って記憶の底から呼び起こして来たような風景”そんなイメージですね。




eitoeikoは、相川勝氏のワールド炸裂だったブース。70~80年代位のアルバムのCDジャケットを手描きで精巧に模写している。盤面まで模写していて、おまけに中身は自分で唄ってカバーした録音を入れてあるそうだ。これは、かなり楽しかった。彼が選んだ珠玉作のアルバムのラインアップを眺めていると、彼自身の人間像(と言うと大袈裟ですが)みたいなものも見えてくるから、自己表現として面白いアピール、アプローチだと思います。相川 勝のWebsite



で作品を観ることが出来るようなので、是非。

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by sanaegogo | 2010-04-02 00:00 | art | Comments(0)


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