This is it


This is it 観てきました。マイケル世代の何人かの人々に、よかったよかったとてもよかった、まるでライブをひとつ観て来たようだった、絶対観たほうがいい、と言われていて、よしよし、それでは、と思っていたのだけれども、21日の連休の初日、地元の友人と呑んでいて、一緒にマイケルを聴いてダンスを観て育った友人達(既に皆観にいっていた)にも後押しされて、27日までならマイカル茅ヶ崎でもやっていると聞き、本日、明日から旅行に行く前に、と、車を飛ばして(と言う距離でもないが)観にいってきた。
マイケルは、フィルムの中で唄い踊り、躍動してた。あんなに真剣にリハを重ねてた人が、半病人のように強い薬で日常生活を維持してたとは、本当に考えにくかった。それまでは仮にそうだったんだとしても、亡くなったその頃のマイケルは、充実して気力も漲っていたんじゃないかと思う。失ったもの、忘れたものを取り戻そうと、自分のこれまでの足跡をロンドンのライブで昇華させようとしていたんじゃないかな、と感られた。そう思うと志半ばで旅立って行ってしまったのは本当に残念だ。復活をするチャンスだったのに。10代の頃見ていたマイケルとは、容貌だけはかなり変わってしまっていたけど、その立ち姿、踊る姿、唄声は、まさに全盛期のマイケルを髣髴とさせる、と言うかそのまんま。改めてみるとホントにステキでカッコイイ。一体どうして、何処でボタンを掛け違えてあんな風になってしまったのかと、そうしないと乗り越えて来れなかったマイケルの繊細さが悲しく映し出されさえしていたように思う。いやぁ、カッコよかったですよ。ホント。個人的には、やっぱり、Beat itのダンス。惚れ惚れした! 頑張って (ふざけて) 踊りを真似してた頃の気持ちになっちゃいました。あと、そんなにダンサブルな曲ではないんだけど、Billie Jean。抑え目のシブいステップが最高でした。思わず、♪Billie jean is not my lover・・・♪と口ずさんでしまったです。(マイケルと言えば、私はこれが好き。)
ドキュメンタリー映像としては、時系列になっていなくて、キリの良い編集点でつないだだけの映像、なんて言う意見もあるみたいだけど、Tributeなので、そこまでカタイ事を言わなくても良いような気がする。確かに、何もない状態から、ひとつひとつ試行を重ねて精度を上げていく、みたいな流れは充分には表現されていなかったような気がするけど、観にいった人々の大部分はそんな事まで気にせずに、理屈抜きでマイケルの唄にダンスに、ステージを創りあげていく真摯な姿勢に惹かれていたに違いない。音やテンポ、演出や構成にまで細かい指示やリクエストを出して、これまで思っていた以上に、ただの人気者ではなかったのだなぁ、と今更ながらに脱帽。
途中、The Jackson 5の頃のナンバーを数曲唄う場面があるんだけど、正直、意外だった。アフロヘアーに黒い肌で踊る頃のマイケルは、彼の中であまり振り返りたくない頃の思い出だと、自分勝手に思っていたからだ。決して100%の感じではなかったけど、きっと自分でその数曲のナンバーを選んだんだろう。『今』のマイケルが『その頃』のマイケルの唄を唄う。色々な噂があったから、つい先入観を込めて見てしまい、何だか切ない気持ちがしてしまった。でも、全編に亘って、ただ淡々とリハの様子を見せていくその感じは、実は、This is it上映の話を聞いた時、彼の栄光と挫折なんて言う構成になっているのかと思って、ちょっと躊躇していたので、とつとつとロンドン公演のリハの様子だけを追っていくその感じが反って彼の純粋な凄さを際立たせたんじゃないかな、なんて思いました。
マイケル世代の人も、マイケルは変人世代の人も、『やっぱり彼はすごかった!』と思うと思いますよ! ロンドン公演、本当に残念です・・・・。

← 7月にマイケルを偲んで・・・・。

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by sanaegogo | 2009-11-23 00:00 | movie | Comments(0)


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