アンリ・カルティエ=ブレッソン
本日は、この夏で『日々是繁忙』生活に終止符を打った松のお疲れ様会(内輪ですけどね。)が催された。青山通りの裏にある、琉球チャイニーズ TAMA。比較的早い時間から集まったんだけど、みるみる内に店内は混みだしてきて、気がつけば、立ち呑みの人々もいるではありませんか。お料理は、琉球チャイニーズと銘打っているが、沖縄の素材を使いつつ、特に中華料理に特化したものでもなく、バラエティーがあって楽しかった。かつて沖縄出身の友人に『沖縄検定3級』と罵倒(?)され、バハマから帰国後、毎年彼の地に足繁く通ってちょっぴり通ぶっていた鼻をへし折られた感がトラウマ化している私ですが、今日の3人の中では、ま、そこそこかしらと、いくつかお気に入りのものを選んでみた。島らっきょうは新鮮だったし、ラフテーも美味しかった。田芋のなんとか、と言う1品があって、『田芋』と言うワードに反応し、『わーい、どぅるてん食べよう!』と注文したとき、そう、確かにお店の人が、『あ、これ、てんぷらじゃないけどいいですか?』と言っていた気がする。程なくして運ばれてきたキャセロールに入ったグラタン状のものを、『何か、このグラタン、味が薄い。スパムが全然入ってない。なんか、芋を磨り潰したような食感、これは何?』などと、てっきり一緒にオーダーした『スパムのグラタン』だと思って食べていたワタシ。これを知られたらまた、『だから沖縄検定3級・・・・』と言われてしまいそうだ・・・・。
3人でビールを3杯、ワインを3本。結構呑んだな。お店に行くとよく、そのお店の人と何だかんだと会話をするんだけど、そんな中で、ここんちは、結構良かったぞ、と思った。と言うのも、ワインを選ぶときとか、瞬時にこちらのレベルと言うか、加減と言うかを察知して、それにあったRecommendをしてくれたように思う。素人を馬鹿にするような態度とか、達人にくどくど説明してプライドを挫いたり、と言ったようなことがないように思う。お店の雰囲気で、きっと人気店になりますよー。ついつい3本も空けちゃいました。
気がつくと、会えばいつも似たような話をしているけど、その時々の各々が置かれている状況や心境や立場などが微妙に変化していて、今日は今後の松の意気込みなどで話は盛り上がった。

そんな流れで、久々に登場したのが・・・・。

《サン=ラザール駅裏、パリ、フランス》 1932年
(C) Henri Cartier-Bresson / Magnum Photos


アンリ・カルティエ=ブレッソン。そして、敬愛する1枚、である。 「決定的瞬間」を捕まえるのに長けていたと言うこの写真家のこの1枚。個人的には自分の好きな写真の要素がびっちりとつまっている。瞬間・写り込み・動作の軌跡・ぶれ・背景とのアンバランス感・偶然性、などがそうなんだけど、この偶然性と言うのが、全く偶然にここに居合わせたから、と言う訳でもなく、計算しつくされた偶然性、つまり必然だと言うから脱帽である。雨上がりの駅裏で、こんな偶然を想定してひたすら待つ事が出来る日常とは・・・・・。・・・・よく働くサラリーマンじゃ、無理ね。もしくは、彼の場合、神懸り的にこう言う偶然を呼び込める、反射神経の良さでは天性の人だったのかも知れない。・・・・そんな人はよく働くサラリーマン、やってないね。本当に世の中、『発注』のないところで、物事に打ち込む事はそうそう容易いことじゃありませんねぇ。

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by sanaegogo | 2009-10-09 00:00 | お店@青山 表参道 | Comments(2)
Commented by Frida at 2009-10-13 08:33 x
お疲れ様でした。
なかなか良いお店でしたね。
沖縄検定3級のさなぁえさん(くどい?)にも満足してもらえて良かったです。
機会があったら、また行きましょう!!

それにしてもカルティエ=ブレッソンを
サラリーマンと並べて考えるというのは…。
現在のさなぁえさんの思考がなんとなく透けて見える気が。
Commented by さなぁえ at 2009-10-14 01:32 x
>Frida
沖縄検定2級に上がる機会はあるのかしら・・・・?と、一生そう言われそうな気になってきたワタシです。
田芋のなんちゃら・・・・、思い込みのみで食すとお料理って味の印象が全然違うから、不思議だよねぇ・・・・。 “味が薄い”とか、そりゃそうだよね。
チーズもベシャメルも入ってないんだもん。
でも、“芋を磨り潰したような・・・”と感じた私の舌はまだ、救いようアリ?


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