佐藤可士和の『革新的アーティスト 十選』
日経新聞の文化欄に、いろいろな世界で活躍をしている人々がお題を決めて、紹介したいものを10個選ぶ『ほにゃらら十選』と言うのがある。もう5月の事だけど、佐藤可士和が『革新的アーティスト 十選』として、それまでの枠組みを変えた、または飛び出したアーティストを軌跡として紹介してた。そのちょっと前のシリーズ、『前衛誌のインターネット 十選』と言う、当時の前衛誌の表紙デザインを紹介したのがちょっと面白く、スクラップしていた事もあり、“佐藤可士和さんの選ぶ十選、一体どんなだろう”、とこれもスクラップすることにしてみた。

10日間に亘っての紹介作品は以下のとおり。
1.デュシャン 「泉」
2.ミケランジェロ「ダヴィデ像」
3.ウォーホール「キャンベルスープ」
4.マティス「イカロス」
5.ピカソ「ゲルニカ」
6.ハースト「母と子、分断されて」
7.グルスキー「ライン」
8.ジャッド「無題」
9.カルダー「四つの白い点」
10.村上隆「達磨」


無難なところから出発してるなぁ(と言うか、自分に馴染みがあるだけか。)、と言う感想を持ちつつも7.グルスキー、8.カルダー、9.ジャッドあたりで、自分にとって新しいエッセンスでもいただけるのかな、と思ってたら最後の回がやって来て、再び無難な感じが・・・・・。最後はやっぱり、村上隆だった。うっすらと、きっと村上隆か奈良美智あたりで終わるんだろうと思ってたら、やっぱり予想通りだった。もう少し、刺激的な展開を期待していただけに、一般的に『王道』チックで革新・斬新が普遍になりつつあるピックアップで、ちょっぴり残念なところではあった。村上隆の作品を通しては、特に何の感想も持ってないのが正直なところだけど、アニメの道を志していた人が挫折して日本画の世界に入っていって、再びその世界にカムバックすると言うエネルギッシュなその振り幅は、かなりエネルギーの要ることなんじゃないか、と察せる。その道の方々は揃って村上隆が世界に名だたるかのブランドと勝負をし、個性で負かされる事無く露出する事に成功したそのセルフマネージメントを絶賛しているのは言うまでもない。

これは別の展覧会で出品された同シリーズのものですが。
こちらのブログから引用させていただきました。

何となく意外性のない展開の十選だったけど、意外にも、佐藤可士和さんの選んだ村上隆作品は、アニメ系のポップなものではなく、彼が昔専攻していたと言う日本画の趣を色濃く残したものだったのは、何となく安心した感じ。(もっとも紙面に載っていたその「達磨」は、「達磨」シリーズのうち佐藤さんが個人的に描いてもらったものらしく、敬意を表してその作品を選んだのかも知れないけど)。 もっとこんな作品を書けば良いのに、と、そう思う。
今、上野の森美術館で行われている、『ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション』。7月に入ったらちょっとは空くかな。好きなペイント作品の作家なんても出展されているので、ちょっと観にいってみようかと思っとります。

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by sanaegogo | 2009-06-27 00:00 | art | Comments(0)


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